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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第4章 baby my strawberry




**

テレビをつけっぱなしにしていたら
HAYATOのニュースが流れ始める

「おはやっほーっ☆」

『わー!見てみて!
トッキーが可愛い顔してる!!///』

「ほんと…すごいよねぇ…」

俺が感心していると

「フン…このくらい…
誰にでもできる。」

とバロンが言い放つ。

「クスッ…確かに。
バロンもアイドルとしてのキャラと
ギャップがあるもんね。」

なんてやり取りをしているが
レディは聞こえてないのか
テレビの中のトッキーに集中している。

そこに…

「ほら…朝メシ…食え。」

と、ぶっきらぼうに
トーストと目玉焼き、
それからフルーツがはいったプレートが

ソファの前のテーブルに置かれる。

『わぁ!ランランありがとぉ〜』

「キッチンの方にいると思ったら
朝食作ってくれてたんだね^^

ありがとう。」

「昼間つまめるように
苺切ったやつ冷蔵庫に入れてあるから。」

だって。
ほんと、〇〇ちゃんに対しては
全力で尽くしてくれるのすごいよね。

『ん~、おいひぃ』

「そ、そうかよ…//」

『…って、ランラン時間大丈夫?』

「ん?…ああ、俺もそろそろ行かないとだな。
ちょっと支度してくるわ。」

テレビの画面に映る時間を見て
階段の方に歩いていく蘭ちゃん

『あっ、うん、
ランランは朝食は?』

「俺は作りながらつまんだから大丈夫」

だってさ。

そんなやりとりを眺めていると

後ろのダイニングで
バロンが何も言わず
朝食に集中しているのが見える。

何だかんだバロンの分も作ってあげる
蘭ちゃん…優しいよね( ¨̮ )

**

数分後

「それじゃあ行ってくる」

『うん…行ってらっしゃい。

帰りはバイクで帰ってくるんでしょ?
気をつけてね?』

…チュ…

とくちづけてから
心配そうに上目遣いする〇〇ちゃん。

「あぁ。大丈夫だ。
じゃあな」

ギュー

とハグをして
バイバイと手を振る。

俺は満足気な蘭ちゃんの後ろに
付いて行って

「じゃあ行ってくる……」

という蘭ちゃんを玄関までお見送り。

「うん。行ってらっしゃい^^」

「あいつに好き勝手させないよう、見張っとけ。」

「あいつって…バロン…か
うん。りょうかい^^」

俺は蘭ちゃんを見送ったあと
リビングに戻った。






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