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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第3章 初夜




**

ディナーも終わりかけ、

神宮寺に片付けておけと言い残して、
俺は先に風呂に入る。

………

ガラッ…

風呂から出て、
タオルで体を拭っていると

ガラッ

と奥のランドリー室の扉が開く音がする。

そして、ハンガーラックに
ハンガーをかけるカチャンカチャンという音が聞こえる。

そして、

『ミューちゃん?』

遠くから声だけが聞こえ、

「なんだ?」

と答える。

『バスローブ使う?
ここにかかってるヤツあるけど…』

と聞こえる。


「あ、ああ。
…そうだな。

持ってきてくれ。」

『えー、絶対裸でしょ。
夜のお楽しみにしたいからヤダ~!』

それを言われると
弱いな…

「むっ、…仕方あるまい。
じゃあそこに置いておけ。」

『はーい!』

そのあと、
ランドリー室と洗面室の間の
アーチ状の出入口に〇〇の腕が現れる。

しかも、先程まで着ていた
黒いワンピースを
クリーニング用の籠に
入れておるではないか。

ということは今、彼女も
下着だけ…/////

「おい、何をしている。」

『私もバスローブになろうと思って///

さっきレンくんとトッキーに
片付けお願いしてきたから、

一足先に寝室に行ってるね…///』

「……あ、ああ。//」



**

バスローブに着替え直して
髪を乾かしていると

神宮寺が

ガラッと

洗面室に入ってくる。

「?黒崎はどうした?
先に入るのではないのか?」

ドライヤーを止めて
神宮寺に問うと

「あー、蘭ちゃんは
あっちのシャワー室使ってるよ。

ちなみに、イッチーも
蘭ちゃんの後にシャワー室で
汗流すみたいだよ。」

と返ってきた。

「ほぉ…
一刻も早く寝室に行きたいと見える。」

「クスッ…それはバロンも…だよね?」

「…まぁ、否定はしない。」

「さっきレディが
バスローブで2階に上がってったけど、

すぐにあの布を剥いで
彼女の柔肌に舌を這わせたい…
そう思わせられたよ…//」

「ふっ…そうか。
では、先に寝室に行っているぞ。」

「うん。
まだ手を出さないでよ。//」

「ふっ、…さあな。」

と言い残して、
洗面室から出た。




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