• テキストサイズ

【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第17章 代替品の恋慕




お互いに頭を下げあったところで

「あ、あの友ちゃ…友達が
□□さんの大ファンで、

よ、よければサインを頂きたくて…//」

と紙とペンを渡されながら言われて

『全然いいですよ~( ¨̮ )』

と目一杯笑顔で応える。

(顔、引きつってないかな…)
なんて考えながら。

『お友達のお名前は?^^』

「あっ、友千香って言います!(>ㅿ<;;)」

『友千香ちゃんへ♡…っと。

はい!どうぞ!(*^^*)』

「あ、ありがとうございますっ!」

サインを書いた紙を渡すと
すごい勢いでお辞儀をしてくれて

『ふふっ…いえいえ(*^^*)』

とこっちまで笑顔になってしまう。

「あの…また…
JOKER TRAPの公演があるって聞きました!

再公演も□□さんの演技…
楽しみにしてます!」

純粋無垢な瞳を向けられると
少し辛い話題に

『……まだヒロイン役は決まってないんです^^
ご縁があればいいんですけど』

と、伝えると

「えっ?あっ、私っ、すいません(><)」

と先程とは比にならないくらいに
大きな声でペコペコと頭を下げられる。

『いえいえ!
大丈夫ですよっ』

なんてやり取りをしていると

「レディ!」

と声をかけられる。
そして、〇〇と春歌が振り返り、

「あ、…ごめん…
子羊ちゃん…大丈夫かい?」

と春歌の方を心配そうに見つめるレン。

(私の事かと思っちゃった…(•ᴗ•; ))
と、少しショックを受ける〇〇を他所に

「あっ、大丈夫です!
すいません。
大きな声を出して(>ㅿ<;;)」

と距離の近い2人。

さすがに見ていられなくて

『あ…じゃあ、私はこれで…』

と、その場から去る

「あっ、レディ!」

後ろからレンの声が聞こえた気がしたが、
きっと自分の都合のいい幻聴だ

「…□□さんに悪いことを
してしまいました(>ㅿ<;;)」

という春歌に

「何かあったのかい?」

と聞くレン

「あ、いえ…
友ちゃんにサインを書いてもらったあと
JOKER TRAPの再公演楽しみにしてますって…
お伝えしちゃって…(><)」

思ったよりも大したことない内容に
ほっとするレン。

「大丈夫だよ…
彼女ならなんとも思ってないよ」

「だといいんですけど…」


/ 281ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp