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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第15章 まばゆい




すると、

少し離れた部屋の扉の中に
ぞろぞろと人が入っていく。

『あれって……』

「HE★VENS……」

いつになく真剣な面持ちの月宮林檎に
〇〇は無性に不安になる。

(なにかあったのかな…)

でも部外者の彼女は
傍観するしかない。

『それでは、私はここで。』

「うん。
私は何かあった時のために
龍也を呼んでくるから…
1人で大丈夫?」

『はい!大丈夫です^^』

ペコッとお辞儀をして
1本しかない廊下をそろそろと
歩いていく。

「ーーそれで、一体シオンに何をした。」

瑛一の声…

音「なにって、こっちが聞きたいよ!」

ナ「えー?
でもぉ、シオン引きこもっちゃってるんですけど?」

ヴ「まあ、そういうわけで
話もできひんから、
こっちに聞いてみよーって」

レ「それで殴り込みねぇ…」

二「結果的にそうなっちゃったけど、
俺たちはシオンのことが心配で…」

(レンくんと瑛二の声…)
一触即発の雰囲気に、
なかなか扉の前を通過できないでいた〇〇。

そこに

「おい、貴様…なにをしている。」

と、聞き覚えのある声が聞こえる。

くるっと振り返ると

「なっ、〇〇!?
何故ここにいる。」

『ふ、副業の関係で来たんだけど
前が通りづらくて…』

と、HE★VENSがぶち破ったであろう扉の方に
視線を向ける〇〇。

真「このプロジェクトが不成立となれば…
両グループのエントリーが危うくなる…」

綺「…ん…」

音「そんなの嫌だよ!」

ト「言い争っている場合では無い…ということです。」

と、中から声が聞こえ、
なんとなく察したカミュが

「こっちへ来い。」

と、腕を掴み、扉とは反対方向に歩いていく。

『う、うん…//
(ひ、久々のミューちゃんの破壊力//)』

〇〇はレンとトキヤを案じながら
カミュに着いて行く。





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