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【R18】欲ばりに花束を。[うたプリ]

第12章 向き合う



**

『ん……』

「おっはよーー!」

翌朝目覚めると
散らかったリビングと、
うっすら髭の生えた菱と
眩しい光が目に飛び込んでくる。

『え…おはよ……
って、いったたた……』

ズキズキと痛む頭に
カラカラの喉。

昨日のことを色々と思い出す。

「昨日は飲んだね〜(´>∀<`)ゝ」

菱はまだ少しお酒が残っているのか
ハイテンションだ。

『うん。
楽しすぎた。

落差すごい…(=_=)』

「……ほんと。今日休みでよかった。(=_=)」

あ、違った。
ただの空元気だった。

『菱…味噌汁…』

「はいよ〜って、
定食屋の女将じゃないんだけど!」

『いいじゃーん。
つくってよぉ…お願いっ♡(。☌ᴗ☌。)』

「つくるけどさ……」

と、立ち上がって色々と動いてくれる菱。

私も散らかった部屋を片付けながら
体を通常に戻していく作業。

すると嶺二からメッセージが
届いていることに気づく

『……クス……』

そこには

「新生QUARTET NIGHTここに爆誕!」
というメッセージと
朝日に照らされた4人の姿。

よかったね。嶺二。

私も4人が居ないこの時間で
自分を大切にすることにするよ。

嶺二に自分が言った言葉と
菱に突きつけられた現実と
菱からもらった励ましの言葉で

ようやく私の心が決まる。

『よぅし!私、衣装デザイナーになるっ!』

「えっ!?

なんの心変わり!?

昨日までやらないって言ってたのに!」

びっくりして
料理の手が止まる菱。

『……まぁ、菱が背中を押してくれた…
ってことかな…//』

頬を掻きながら
照れていると

「え〜///
すっごい嬉しいんですけど!

私、なんでもやるから!

下着の時みたいに!」

と、ぎゅっとハグしてくる菱。

『ありがとう(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”

そして、その節はどうも…///』

「何その反応…
もしかして、もう楽しんじゃったの?」

『えぇ…まぁ…///』

このあと彼シャツ事件の話を
根掘り葉掘り聞かれることになる……



END


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