第12章 私、改心しました!
「……本当に反省したのですね」
「アロルド様……ボードストレーム卿と相談して貴女様の気が済む様に罰してくださいませ」
「……」
又フレヤは黙った。
「アロルド様」
「パルムクランツ伯爵令嬢が変わったというのはやはり本当な様だな」
私の頭上で二人が話す。
「みなさん、パルムクランツ伯爵令嬢をお家に連れて行ってあげて下さい」
フレヤが言い、マルティン達が私を助け起こす。
「沙汰は追って伝えます」
フレヤが私に向かって言う。
「私が居ては心休まらないでしょうから、有難く失礼させていただきます」
私はマルティン達に囲まれながら我が家の馬車に乗って家に帰る。