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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第9章 【初恋】




《山田泉視点》


「先生とセックスがしたい...」


はっ!と、口をばばばっ!と抑える。ここは家の自分の部屋の中。


ーーー隣には中学生の妹がいるってのに...!俺...!終わった...!?人生...!!


隣の妹の部屋から、ペットのハナがワンワン吠えてるのが聞こえた。


ーーーせ...セーフ!!


休日なので、皇先生とはどうやっても会えないのだ。


あれからの俺たちは、放課後理科準備室で、会う度にエッチしまくる仲となっている。


ーーー寂しいなぁ...


「泉にーちゃん」


中学生の妹が、急に部屋に入ってくる。


「おっおおおっ!?なんだ!?」


「先生とセックスしたいの?」


ぶふぅううー!!!と、妹の顔面に唾を吹きつけてしまった。


「お言葉遣い!!ちゃんとして!!妹!!」


そしたら、キレた妹に顔面にクッションを投げつけられてしまった。


「泉にーちゃんには言われたくねぇんだけど...」


フキフキ、と妹は制服の袖で俺の唾を拭き取る。


「あたしも今、実はそうなんだ...」


「えっ?」


ここで、ソファの上で正座する。
妹も、同じように向き合って正座した。


「美美美女学園中等部にあたし今通ってんじゃん?」


「ああ...最近突如出来た中等部にな...転校したいって母さん達に泣きついて本当に転校しちゃった奴な...で?誰先生が好きなんだ?」


「り、理事長先生」


「理事長先生ッ!?思ったより高位な方を!」


「すごくすごく綺麗な女の人でさぁ...でも今日休日だから会えないじゃん?今あたしも泉にーちゃんと同じ状態」


ーーー兄妹揃って同じ状況だったのかよ...!!
やっぱり、血は争えない。


「あたしも泉にーちゃんに協力してやるから、今から理事長先生と関係持てるように、協力してくんない?」


そんな純粋な眼差しで...


でも本当に良いのか?良いのかというか、実の妹とこんな生々しい会話をしてられないんだが...やっぱり兄として、教師と関係を待とうとする妹は止めた方がいいのでは...自分の事は棚に上げるとしても!


ーーーよし!


「ウン、協力するっ!」


ーーーしまったぁ!!口が滑ってぇ!!


「そうと決まったら、行くよ!泉にーちゃん!」


抵抗する間もなく、俺は妹に引っ張られる。

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