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愛おしい彼は、僕の...《R18》

第7章 【彼氏】



雷は縛られた縄跳びの中から、呆然とする。


「ふふ...いつも"弟の"泪がお世話になっていますっ」


空くんに肩を抱き寄せられる。 


「空くんもう帰ってたんだねぇ..まだ言ってなかったねぇ、おかえりっ」


僕は、空くんの手に自分の手を重ねた。


「うんうん、ただいまぁ、泪」


すると、空くんに後ろから抱きしめられる。


「久々に....お兄ちゃん昇天する程気持ち良い朝を迎えられたんだよねぇ、泪のおかげっ」


空くんは、素敵な良い笑顔を僕に向けてくれる。

 
「そうなんだぁ?良かったねぇ...」


僕達の会話に、雷が加わる。


「えっ、お、お兄さんっ...!?昨日のって!というか、...泪に、近寄りすぎじゃないですか!?」


たはっ、と僕は心底嬉しくなって、笑う。


「雷、空くんに嫉妬はだめっ♡」


「ふふ....だけどごめんねぇ、泪から離れるねぇ、僕...」


その瞬間、空くんは僕から離れ、雷を優しく抱きしめた。


「これでおあいこという事で、許してねぇっ」


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