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幻想科学物語

第7章 Z=6 医者と魔導士と科学者と






千空たちが後片付けをしている所にスイカが慌てたように千空ーーー、ルーチェーーーーー、と叫びながらラボにやってきた。


「二人共、大変なんだよ。ルリねぇが。ルリねぇが!!!」


2人は顔を見合わせ、すぐに全速力で駆け出した。
様子をみにきたコハクたちにラボに近づくな、という警告をして、とにかく一刻を争う、と。


コハクとクロム、カセキもついていく、といって2人の後に続いて走っていった。
そして、ルリが横たわっている村長の家につく。


そこには咳き込むルリが横たわり、千空は目を見開いた。
ルーチェはすかさず、どいて、と叫ぶが、黒髪の女性、ターコイズにとめられる。


「巫女様がこんな状態になったのはあんた達がのませた白い粉のせいだ。これ以上妖術で苦しめる訳にはいかないね。」


「そこをどいて。副作用かもしれないし、ほかの症状かもしれない。
判断するためにルリの体の検査を…」


そう叫ぶと同時に、ルーチェは背中に鈍い痛みを感じた。何が何だか、一瞬わからなかったが、背中の感触と同時にくる圧迫感で全てを察した。


「父上!」


「貴様と千空のせいだ。でなければ、ルリがこんな、こんなに急変するわけがない。」


コクヨウがルーチェの首を圧迫しており、顔を赤らめ、苦しそうに餌付く。
コハクとクロムが必死になって止めるもコクヨウは手を弛めなかった。


千空はくくっと喉を鳴らして、にやけ出した。


「ふっ、これはあれだな。細菌ぶち殺してんな。」


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