第24章 保科の休日✿番外編
「まっ、ままま、待ってっ!!」
「なんや、えろいことしたかったんとちゃう?」
帰ってきて早々副隊長室の奥の部屋に連れ込まれ、ベッドに押し倒された。
「報告書は!?まだスーツ脱いでなっ…。」
「僕今日、非番やし。スーツはどうせ今脱がす。」
せめてシャワーを浴びたい…。
スーツのファスナーが外れていき、彼もスーツから腕を抜いてインナーを脱ぎ始める。
「スーツ着て出来たらええのにな。そしたら、めっちゃ激しくすんねんけど。」
無理です、着てなくても激しい…。
というか、こういうことは同意の上のはず…。
近付いてきた顔は耳を舐めて、熱い吐息をかけた。
その感覚に声を漏らすと鼻で笑われて、ぴちゃぴちゃと音をたてながら耳の中で舌が蠢く。
「機嫌治った?満足するまでイけたら、今日は飯食い行こな。」
やから可愛ええとこいっぱい見せてと囁き、インナーを捲って下着の上から胸を揉んだ。
そのまま耳を舐めていた舌は這いながら首に移動し、少し舐めてから何度も吸いついてくる。
「キス、したい…。」
「あかん。まだせぇへん。」
やだと言って彼の頬を押さえ口付けた。
「ほんまに我慢出来へん子やなぁ。お仕置せんと…。」
宗四郎さんだって拒んでないくせに…。
キスしたいと言って頬を押さえたら、されることくらいわかるでしょ。
肌を撫でながら背中に回るので少し浮かせると、すぐにホックが外され、スーツから腕を抜き、インナーも下着も取られる。
「どんな風にされたい?嫌い言うてもうたから、君が好きなんしたる。」
胸を揉みながら腰の上に跨る彼は、その露わにした熱い瞳で私を見つめた。
「そ、宗四郎さんの好きなようにして欲しい…宗四郎さんにされるの、なんでも好き。でも…宗四郎さんのソレ、したい。」
スーツを膨らませるソレに目線を移し、軽く舌を出す。
ええでと言いながら私のスーツを脱がしてくるので困惑した。
だが、私のを脱がし終わると自身のも脱ぎ、反り勃つソレを露わにした。
もう私たちを遮るものは何もない、肌を密着させ抱き締め合う。
「一緒に気持ちようなろ?」