第20章 結婚
彼も自分の服を持ってきて着替え始める。
私まだ、そんな気力ないんですけど…。
「最近、ゴム付けんでやってもうてるな。もう付けれんくなりそ…君のナカ、気持ちよすぎて。」
ばーかと意味のわからない返事をして、ソファの上で足を広げたまま動けずにいると、私の前に来て足を降ろしてくれる。
「そんなまんこ見せとると、また挿れてまうぞ。」
ダメと言いながら下着を持った彼に足を向ける。
そのまま全部服を着せてくれた。
身体、あっつい…昨日のアレで火照ったままなのに、またされた…。
宗四郎は私の顔を見ると、少し眉間に皺を寄せた。
どうしたのだろうと首を傾げたが、すぐにいつもの顔に戻りキッチンに行く。
「なぁ、朝飯、モンブランでええ?」
「えっ?あーうん、いいよ。」
朝ご飯がモンブランとは…たぶん食べれるだろうからいいよと言ったが…。
スマホを弄りながら待っていると、テーブルにモンブランが置かれ、なに見とるんと聞かれた為、そのうちわかるよと言ってスマホを置いた。
彼は首を傾げたが、ふふっと笑って誤魔化した。
「え、なーにぃ?なんで笑うてるん?」
「明日の夜届くって。」
笑う彼に私もニコっと笑うと、なんか変なもん買ったん?と言われたので、また笑って誤魔化した。
モンブランに手を伸ばして食べていると、また彼が先に食べ終わって見てくるので、笑いながら最後の一口を口に運んで上げる。
「君の誕生日のケーキなのにもらってもうたから、今日はなんか買ったる。つっても、元々そのつもりやったけど。」
「え?レストラン行ったじゃん?」
それだけやと思うなよと笑われた。