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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第20章 結婚


彼も自分の服を持ってきて着替え始める。

私まだ、そんな気力ないんですけど…。


「最近、ゴム付けんでやってもうてるな。もう付けれんくなりそ…君のナカ、気持ちよすぎて。」


ばーかと意味のわからない返事をして、ソファの上で足を広げたまま動けずにいると、私の前に来て足を降ろしてくれる。


「そんなまんこ見せとると、また挿れてまうぞ。」


ダメと言いながら下着を持った彼に足を向ける。

そのまま全部服を着せてくれた。


身体、あっつい…昨日のアレで火照ったままなのに、またされた…。


宗四郎は私の顔を見ると、少し眉間に皺を寄せた。

どうしたのだろうと首を傾げたが、すぐにいつもの顔に戻りキッチンに行く。


「なぁ、朝飯、モンブランでええ?」


「えっ?あーうん、いいよ。」


朝ご飯がモンブランとは…たぶん食べれるだろうからいいよと言ったが…。


スマホを弄りながら待っていると、テーブルにモンブランが置かれ、なに見とるんと聞かれた為、そのうちわかるよと言ってスマホを置いた。

彼は首を傾げたが、ふふっと笑って誤魔化した。


「え、なーにぃ?なんで笑うてるん?」


「明日の夜届くって。」


笑う彼に私もニコっと笑うと、なんか変なもん買ったん?と言われたので、また笑って誤魔化した。


モンブランに手を伸ばして食べていると、また彼が先に食べ終わって見てくるので、笑いながら最後の一口を口に運んで上げる。


「君の誕生日のケーキなのにもらってもうたから、今日はなんか買ったる。つっても、元々そのつもりやったけど。」


「え?レストラン行ったじゃん?」


それだけやと思うなよと笑われた。

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