第18章 須臾
少し落ち着いてきて、お手を煩わせてすみませんと立ち上がり、もう大丈夫ですと言って2人には戻ってもらった。
また椅子に座りテーブルに伏せて、これまで見せてくれた彼の笑顔を思い出す。
本当に大好きだったなぁ…。
私の何がいけなかったのかなぁ…嫉妬?甘えてばかりだから?性的指向が合わない?
でも彼はそんな私を好きだと言ってくれた、えっちの時も気持ちよさそうにしていた。
わからない…飽きた?
「一度、ちゃんと話さなきゃいけないかなぁ…。」
でも今は、彼の顔を見ると泣いてしまうだろう。
そのままテーブルに伏せたまま泣き続けた。