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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第17章 宗四郎


後ろから強く抱きしめて彼女の温かさを感じる。


「美影、好きや。気持ちようさせてくれてありがとう。」


好きになってくれてありがとう。ずっと僕のこと見ててや?


髪にキスをして自身を引き抜き処理を始める。


荒く息をしてぐったりする彼女を見ると、目は開いているようだ。

セックスするたんび、無理させてもうてる。


ちょっと待っててなと顬にキスをして、潮を拭いたタオルを持って寝室を出る。


シャワー浴びさせた方がええやろか。

タオルを水洗いしながら思う。

だが、あの感じでは無理だろうと思い、タオルを絞って洗濯機に入れ、新しいタオルをお湯で濡らす。


寝室に戻ると起き上がろうとしたので、横になってていいと押さえて、身体を拭いていく。


「ごめんなぁ、疲れたやろ?君相手やと、どうしても抑えられんくて……1回じゃ終わってやれへん。」


「気持ちよかったからいいよ。それに…その…私のこと、好きでいてくれてるって、わかるから…。」


恥じらいながら目を泳がせてそう言う彼女を見て、もっかい抱いたろと思った。

だが、すぐにその考えを振り払って、ずっと好きやでと額に口付ける。


身体を拭き終わり、シャワーを浴びるから寝ててもいいと言って寝室を出た。

ほんまはもっとピロートークとかしたいんやけど、毎回激しくしてまうから、シャワー浴びたなるし美影は寝てまうしで、あんま出来へん。


汗を流し終わり水を飲もうと冷蔵庫に向かっていると、彼女に水を飲ませていないことを思い出したが、もう寝てるだろうと思い、自身のだけ持ち寝室に向かう。

あまり音をたてないように寝室に入りベッドに座って水を飲んでいると、僕の腰に太腿をつけてきたので彼女を見ると、僕を見ていた。


「ちょーだい?」


「起きてたんか。ほな、起きぃ。」


水をくれと言うので起き上がれと言うが、彼女は横になったまま口を開ける。

いや、零れるやろ。


彼女を見つめていると、目を閉じて少し口を尖らせた為、水を口に含んでその口に口付ける。

開いた口にそのまま流し込んで舌を絡めた。

少し彼女の舌を堪能してから離れる。

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