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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第12章 識別怪獣兵器10


何かを思いついたように声を上げ、スマホを取るよう言われる。


「検索履歴。恥ずいけどな。」


少し操作してまた手渡される。


ローポニーに出来たのか、前髪を触り始めた。


見てもいいと手渡されたので、目線をスマホに移す。

見てみると、今検索したヘアアレンジの下に"女性 連続イキ"があり、昨日のことを思い出して恥ずかしくなったが、私のことを考えてくれているのだと嬉しくなる。

その下には彼女 生理やセックスで女性を喜ばせるとか、彼女 指輪とか…その後も彼女や恋人という単語が続いた。
あとは、栄養のある食べ物とか…。

これって……。


結い終わったのか肩に手を置いて終わったでと言う彼にお礼を言って、顔を上げて見上げる。


「全部私のこと?私のことばっか考えてる?」


一瞬目を見開いたがすぐに閉じ、そっぽを向いた。


「っるさいわアホ…君のことしか考えられへんのやからしゃーないやろ。」


顔どころか耳まで真っ赤にしている、レアな宗四郎さんを見ていると笑みが零れた。


好きだよと言うと、僕かて好きやとそっぽを向いたまま答える。


スマホを開き可愛くなった髪を見ながら、後ろにいる宗四郎さんが写るように写真を撮った。

宗四郎さん真っ赤だあ。


撮られたことに気付いた彼はすぐに消せと言うが、自分のスマホのロック画面を見てから言って欲しい。

前に撮られたやつがロック画面になっているのだ。


スマホを取られそうになりながら操作をして、今撮ったものをロック画面にした。

本当は宗四郎さんだけのを設定したいのだが…。

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