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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第11章 不調


見つめ合っていると彼の顔が近付いてきたので、目を瞑ると唇が軽く触れる。


軽いキスじゃ物足りなくて、彼を薄目で見つめながら少しだけ舌を出した。

それを見た彼はすぐに薄く開いた唇に自身の舌を入れて、私の口内を犯す。


絡めた舌が上顎を擽りまた絡む。

彼の舌が私の口内で動く度に、身体がピクピクと反応した。


気持ちよすぎて、彼を抱きしめている腕がだらんとベッドに落ちる。

力、入んない…。


唇が離れて彼が少し上体を起こすと、濡れた唇が少し開いて、舌先から唾液が垂れてくる。

すぐに口を開けてソレを受け止めた。


「美影が可愛すぎて抑えられんくなってもうたやんか……なぁ、したい…。」


でもまだあかんかもやし、体調悪いし…とボソボソと言っている。


「私も、したい……手術のことならもう大丈夫。体調は…今よくなった!」


処女膜強靭症の術後の経過はよくて、もう性行為をしてもいいと言われた。

体調は完全によくなったわけではないが、先程よりも随分楽なので大丈夫だろう。


点滴が終わったらもう寮に戻ってもいいと言われている。


「さっき隊長と話してて、今日はこのまま美影とおってもええ言うとったんや。」


私ももう、訓練は終わっている時間なので、宗四郎さんといれる。


その時、医療班の人が入ってきて、点滴が終わったのでもう戻ってもいいと言われた。

宗四郎さんが覆い被さったままだったから、めっちゃ焦った…。

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