第2章 上司がウザいです 五条×補助監督 (R18)
「ごめんごめん。嘘だよ。まだ手を出してないから。……少ししか。」
「す、すみません。補助監失格です。」
「ええ?」
「記憶を失って、サポートすべき五条さんに送らせるなんて、私なんてことを。申し訳ありません。」
罵られるかと思いきや謝られ、五条は困惑していた。
の真面目さに、手を出さなくて心底よかったとさえ思っていた。
「あの…服……着たいです。」
顔を真っ赤にし、胸元を隠すの姿に五条は欲情していた。
昨日はほぼ意識もなく、服は自分から脱いでいた。
一応、五条も止めはしたが、の好きなようにさせていた。
横で抱いてしまおうかと思って我慢した女が今、普段見せない表情をしている。
「手を出さないでくださって、ありがとうございます。普段あまりそんな感じしないのに、少し見直しました。よかった…五条さんで。」
伸ばしかけた手を五条は引っ込めた。
「くっ。信用しやがって。」
「え?」
「そんなふうに言われたら、襲えないだろ。」
五条はベッドから降り、服を着始めた。
五条が背を向けたのをみて、も放り投げられたブラジャーを拾い上げ、着ていった。