第22章 優しすぎるエース。
★西谷夕★
結局翔陽にレシーブを教えるために練習だけ参加することになった
そして俺は・・・・
やっちまった・・・・
とうとうやっちまったぞ・・・・
”ローリングサンダー”
カッコイイからやってやろうとは思ってたけど・・・
けど、あいつらバカにしやがって
絶対後で説教してやる!!
このカッコ良さがわかんねぇなんてまだまだガキなやつらだ
でも、こんな完璧なレシーブ見て・・・・
もしかしての奴、本当に俺に惚れちまったんじゃ!?
もしそうだとしたら・・・
に悪い事しちまったな
―ガララ―
武田「おつかれさま-っ」
澤村「!集合ーッ」
「「「「「オース!!」」」」」
武田「皆今年もやるんだよね!?」
「「「「「?」」」」」
武田「GW合宿!!」
合宿か・・・・
行きたい!!
けど、俺はまだバレー部には戻るつもりねぇしな
澤村「ハイ まだまだ練習が足りないですから」
日向・((キラキラ))
あいつら楽しそうな顔しやがって
翔陽もも良い奴だし
バレーは好きだ
けどやっぱ旭さんが戻って来ないと俺は戻れない
武ちゃんは、GWに練習試合を組んでくれたみたいだ
相手は東京の古豪”音駒高校”通称”ネコ”
けど俺は・・・・
西谷「・・・大地さん」
澤村「?」
西谷「すみません 俺、練習試合出ません」
澤村「・・・東峰戻ってないからな」
西谷「・・・も翔陽もいい奴だし、他の一年も曲者揃いだけど面白そうな奴ばっかで、これからのチームはなんかこういい感じにやって行くんだと思います」
新しい烏野でプレーしてみたい
西谷「・・・俺もここで練習したい・・・けど、試合に・・・俺も試合に出て・・・勝ったら・・・旭さんが居なくても勝てるって証明になるみたいで・・・・」
こんなワガママ許されるわけ無いケド・・・
西谷「今まで一緒に戦ってきたのに、旭さん居なくても勝てる・・・みたいになるの嫌です。わ ワガママ言って・・・スミマセン・・・」
旭さんが戻っってくるまでは・・・
俺は戻らないって決めたんだ