第8章 鶴さんの甘えん坊
次はおかずだけど…
日向くんと約束した梅干しは出すの決定。
物吉くんの思い出の食べ物とかあるかな、、
物吉くん…徳川家…徳川家康……
………あ!八丁味噌!!確か徳川家康は八丁味噌を好んでたはず、、
違ったら物吉くんには申し訳ないけど…
とりあえず今日は八丁味噌を使ってみるかな。
鶴丸「主?どうしたんだ?」
『ん?あ、ごめんね?次何作ろうかなって考えてた笑』
鶴丸「そうか!それで何作るか決まったのか?」
『うん!八丁味噌を使ってちょっとした付け合わせをね!』
鶴丸「八丁味噌?」
『ほら、ここの棚に…赤味噌、白味噌、仙台味噌、八丁味噌ってあるでしょ?』
鶴丸「味噌にもこんなに種類があるんだな…」
『まだまだあるよ〜!ここには4種類だけだけどね!有名な4種類だと思う!
そうだな〜、鶴さんと関わりある燭台切光忠がいたら仙台味噌には反応を示していたかもね』
鶴丸「仙台味噌だけじゃなく、光坊ならこんな厨や料理の上手な主が居たらそれだけで喜んでると思うぜ?」
『ねぇ、鶴さん』
鶴丸「ん?何だ?」
『もし次に来る男士を選べるなら、私は薬に詳しい薬研藤四郎か、厨に立てる歌仙兼定か燭台切光忠の三振りの誰かがいいと思ってるの。
まぁ、薬研藤四郎は短刀だからそもそも折られずに救える子がいるか分からないけど短刀の中では可能性が高い子だと思う。
鶴さんはもし次に来る男士が燭台切光忠だったとしたら、まだ会いたくない?それとも早く会いたい?』
鶴丸「……ここに来るってことは、その光坊も辛い記憶があるってことだよな。だとすれば主の持ってるタブレットに光坊の名前が無い事が何よりだが…。
でも俺はもしその三振りの中なら光坊に早く会いたいと思う。
今度こそ、前の本丸では守れなかった光坊の心もちゃんと守ってやりたいと思う。」
『そっか、わかった!
でも緊急じゃない限りはまだ呼ばないから、こうやってご飯作ったりお外に出たりしてのんびり過ごそうね!』
鶴丸「あぁ!俺もその方が心の準備も出来るっ…!」
『よし!じゃぁ、話を戻して、八丁味噌を使った付け合わせ作るよ!』
鶴丸「俺は難しいのは無理だからな?」
『分かってるよ笑』