• テキストサイズ

ハジメマシテそらるさん。

第1章 0.5話


「あー…あー…聞こえてますか?」


>きこえてるよ〜(^^)
>わこつ
>わこつ〜聞こえてます!
>初見です!@tttttt


「えー…と、改めまして歌い手をやらせていただいています。シュンです。よろしくお願いいたします。」









私が歌い手を始めたのは2ヶ月前。
きっかけは罰ゲームとしてニコニコ動画と言うものに自分の歌を載せるということだった。

歌は友達に決めてもらったのだがその歌を覚えるのに苦労したのを覚えている。

機材を集めたりしたのにも手間はかかったが載せたりするのは友達にやってもらった。


歌を出してからすぐミリオンというのになったらしい。


友達によるとこれはすごい記録らしい。







>シュンちゃん愛してる
>シュンちゃんは俺の嫁
>初見です。

「どうも、初見さんゆっくりしてってくださいーー。」





自分でもこんなことをするとはおもっていなかった。

どうも私の声はあまりない声だとは思っていたが、だからと言って特に歌がうまいと言うわけではない。


これまでに載せて来た動画は2つ。

[ハロ/ハワユ]が1曲目。
少年Tさんの[orange]が2曲目。



>シュンわ、何歳なのー?
>次なに載せるの??
>シュンさん誕生日おしえてッ‼︎
>マジかわゆずぎ


「歳はー、19歳。次成人ですね誕生日は11月の4日です]





ちなみに私は大学生なのだが見た目は多分中学生。…と先日言われた。

それには深い訳がある。
私でもどうにもならないのだ。


"身長"


なんとも皮肉なもので150cm…。

ミリもない。ピッタリ150cmとは酷いものだ。
下手したら小学生とまで言われた。


その代わりと言ってはなんなのだが一つとても巨人的存在が私の体に存在する。
と言っても私の身長よりは小さいが…。

髪の毛だ。せめてこの髪の毛だけでも長くしておこうと思ったのだ。まだ身長は伸びると信じているので願掛けと言ったところだろうか。



/ 3ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp