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綺麗な薔薇には棘がある

第2章 武装探偵社


兄さんがいなくなったのには理由があるはず、、、。

実は私も少し心配している。

何故ならポートマフィアに居場所がバレたから。

"少し出てくるよ、寂しいと思うけど待っててくれ給え!"

兄さんがいなくなる前に私にこんなメッセージを送ってきた。

今までいなくなる前にこんなこと云ったことなんてなかったから。


ほんの少しだけ嫌な予感がしたのだ、、、、。

 
この予感は的中した。

敦くんと与謝野先生がポートマフィアに襲われたのだ。


そして、、、

『えっ、、ポーマフィアから、、、?』

与謝野「らしいねぇ。」

泉鏡花という少女を探偵社で保護することになったのだ。


彼女を見ていると昔の私と重なった。

感情も何もなくて、ただ命令に動くだけの人形だ。

でも、私と彼女は唯一違う点があった。

それは彼女の瞳にはまだ光があるのだ。


闇の世界にいれば、自ずと光を求めなくなる。

然し、彼女にはまだ光があるのだ。

35人殺したと云っているが、私は数えきれないほど人を殺してきた。


私でもやり直せている、、、はず。

だから、彼女ならまだやり直せる。

光の世界で生きていける。

そう思った、、、、。


そんな矢先、敦くんがポーマフィアに連れ去られたと連絡が入った。




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