• テキストサイズ

【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第1章 復讐






「五条悟。お前を殺す」
「え、なんで?僕、君に何かした?身に覚えがないんだけど」

この子に何かをした覚えはないけど、夏油一派の仲間だとしたら復讐か何かだろうか。
でも、百鬼夜行の時にこんな子は見なかったし、京都側からの報告でもこんな子はいなかった。
だとしたら、一体この子は誰なんだ。
夏油一派とはどういう関係なんだ。

「覚えが無いなら思い出させてやる!!」
「え、本当にわかんないんだけど。てか、君ダレ?」
「お前を殺した後に教えてやるよ‼」

そういうと、彼女は腰に付けていたポーチの中から鍵を取りだした。

「鍵……?」

左手と右手にそれぞれ4つずつ持ち、それを僕に向けて投げた。
避けた瞬間、そこへもう4つ撃ち込む。
払ったらそれらを死角に利用し、4つ撃ち込む。
そういう算段なんだろうけど、僕には効かない。
術式を発動させれば鍵は僕に当たる手前で地面に落ちた。

「……どういうことだ」
「僕の術式知らないの?無下限呪術って知ってる?」

どうやらこの子は僕の術式を知らないみたいだ。
僕を見ても五条悟と認識しなかったのだから名前しか聞いたことがないと見える。
となれば戦いやすい。
そこからはもう勝負はあってないようなものだった。
僕にとってはこの勝負は犬との戯れに近い。



/ 844ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp