第38章 番外編Ⅱ おめでとう【蜂楽視点】 ✢
───ゆうべはヤバかった。
何回抱いたか……
途中から、わかんなくなっちゃったくらい♡
その前の日にはU-20との試合に勝って
ただでさえフワフワしてたのに……
夢と久々に逢えて繋がれて
お互い壊れちゃいそうなくらい燃えた───。
「……まだ5時前なんだ。」
スマホを光らせると、見慣れない時間帯。
いつもは夢のほうが早く起きるけど、
興奮してなんだか目が覚めちゃった俺が今朝は先。
「……ん」
俺の隣でスヤスヤ眠ってる愛しの夢。
カラダ無理させちゃったかな…って急に罪悪感が芽生えて、髪にキスする。
「(いいにおい…)」
安心する。
夢の……甘くて愛おしいにおい。
“青い監獄(ブルーロック)”で色々あった。
エゴが開花した俺は、ひとりぼっちのサッカーが怖くなくなって……
楽しい“ともだち”がいっぱいできた。
ミサンガが、夢が、
俺のカラダにしっかり刻まれてたから……
俺は俺を見失わないで進むことができたんだ。
今度は俺の人生をかけて……
キミに、スーパースペシャルな幸せを誓うね?
「(かわい…)」
寝顔見てると、朝勃ちついでに一発したくなる。
でも夢は今日学校に行くし、がまんがまん…。