• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第37章 番外編Ⅰ 意外なヤツ【潔視点】





“今からお前らには身体機能(フィジカル)強化トレーニングをこなしてもらう。

俺がいいって言うまでだ。ゴミ共が。”






───あれは確か、チームV戦の何日か後だった。




一次選考(セレクション)を突破して、
絵心に言い渡された地獄の筋トレ期間が続いていた。




辛い日が何日か続いた、夜の大浴場。




洗い場にいた蜂楽の足首に結ばれたものが

ふと俺の目に入った───。






「蜂楽、お前の足首のってミサンガ?そんなのしてたんだな。」




黄色と白の糸。

水色のマットなガラス?みたいなのがいいアクセントで、なんだかお洒落だ。





「うん。カノジョとおそろなんだ♪」





───え。



コイツ今……“かのじょ”っつった───?





蜂楽から出てきたワードを、消化できる気がしない。


フィジカルトレーニングで疲れ切った俺の聞き間違い…でもないみたいだ。


たった一言で終わった会話で、脳がシャットダウンしかける。





「……はあぁ!!??おまっ、彼女いんの!!??」


「うん。潔、なに驚いてんの?」


「いやいやいや驚くわ!!お前に彼女いるとか思わねーだろ!?だってお前…子供っぽいじゃん…!!」


「にゃはは!それは否定しないけどね!でも俺だって華の17歳だよ?恋愛くらいするお年頃っしょ♪」





“くらい”って……なんだよそれ……



素直にめっっちゃ羨ましい……!!!!


/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp