第4章 お嬢様の仰せのままに
ヒクッと喉が鳴り、息が詰まって全身硬直した。
腰が無意識に震え、目の前がチカチカするほどの官能に唇を噛み締めた。
「……う、ッあ……ゆめか、やり返すからね」
額に脂汗が滲んだままの悟に睨み返される。
「いつも私がやられっぱなしだし、たまには攻守逆転もいいでしょ」
乱れた白い前髪を手で除けて、目の前の汗ばんだ額に口付ける。ああ、若干涙目になっている六眼が愛おしい。
「あは……っ、悟の情けない顔も好き」
「……ん、っ、ゆめか……いい加減に……」
これ以上やると相手に苦痛だけが残ってしまうと判断し、食いしばって耐えている彼の口唇に労りのキスを贈る。
「お疲れさま。悟の好きに触って、出していいよ」
悟の耳元で宣言すると同時に、局部を締め付けるリボンを素早く解いた。
次の瞬間、彼の大きな手でガシッと尻を掴まれ、息が詰まるほど力まかせに穿たれた。
「ひぁ……っ!あぅっ、んっ」
「っは……ゆめか、調子にのりすぎ」
「あ、あっ……ん!さと、る……っ!」
「オマエが煽るからだよ」
がつがつと突き上げを食らう度に、まだ敏感で小刻みに収縮する膣奥が背中まで鋭く甘く愉悦を響き渡らせる。
私も嬌声をあげながら断続的に絶頂を繰り返した。
もう恥も外聞もない。体が合わさるたびに迸る淫らな衝動のまま、発情した吐息が重なる。
「あっ、んっ……奥っ……ああっ」
突き抜けるような絶頂に下肢が痙攣する。
→