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リクエスト 裏短編集♡

第6章 乙骨憂太 君の全てに嫉妬する


乙骨side





手を繋いで


指を絡めあって

夢中でキスを繰り返す



触れる素肌
薄いシーツだけを見に纏ったお互いの身体が熱を上げていく




さっき反省したばっかりなのに
どうしようもなく興奮した身体は痛いくらいに反応してしまう




それでも
これ以上無理はさせたくなくて必死に堪えていると

ちゃんが声を上げる



『憂太‥っ‥おねがいっ‥』





うるりと濡れた唇

潤んだ瞳が強請るように見上げてくる



それだけで気持ちの制御が効かなくなりそうだ






「どうしたの‥っ?ちゃん‥?」






ふーっと息を吐いて
荒くなる呼吸を隠しながら

優しく頭を撫でると予想外の言葉が返ってきた





『憂太が‥欲し‥っ‥‥だからっ‥‥昨日みたいに‥‥して‥‥おねがい‥っ』





「ーっ?!」






『大丈夫‥っ‥だから‥‥私もっ‥‥憂太が‥‥欲しい‥‥っ』





首筋に腕を回されると
ぐっと距離が縮まって




今度はちゃんから唇が重ねられる



ぎこちないけど

求められるような急かすようなキスに理性がもうバラバラに砕け散りそうで慌てて肩を掴む







「っ‥ま‥待って‥!!」






『っ‥?』






「気持ちは嬉しい‥けどっ‥‥無理させたくない‥から‥」




『むりじゃないっ‥私が‥‥欲しいの‥‥っ』






熱を帯びて潤んだ大きな瞳が揺れる




嘘は言っていない




本音で
僕を欲しがってくれているのが分かる






「僕だってちゃんが欲しいけど‥‥本当に大事にしたいんだ‥」




この気持ちも嘘じゃない




この世の何に変えたってちゃんは守りたいし大事にしたい




だから昨晩は抑えが効かなくなってしまったけど
今は‥



そう思っていたのに



『じゃあ私がするもん‥‥』






ぷくっと可愛らしく頬を膨らませたかと思うと
僕の身体にちゅうっと吸い付いて




昨夜の真似事のように身体の隅々にぎこちなく淡い痕をつけていく





「‥っ?!ま‥ままま待って‥ちゃんっ?!」





カッと燃えるように熱くなる身体



隠しきれない欲がシーツを押し上げる
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