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依々恋々 -Another story(under)-

第24章 グッド・モーニング・xoxo



本当に寝起きだろうか。

昨夜と変わらない動きの刺激に、シャンクスの底なしの体力を思い知る。

体を支えていた腕が肘からカクリ、と折れ、ペタリと布団に倒れ込むが、掴まれた腰だけが高く上がる。

「や、もうイッちゃう...」
「ん、イッていいぞ」

顔を埋めた枕を両手で抱き締め、んん~!とくぐもった声を上げながら、ビクビクと体を震わせた。

んぅ、と一瞬、低い声を上げたシャンクスが、背中に倒れ込んできて、ぺたりとついた乳房とシーツの間に指を滑り込ませた。
両手で揉みしだかれる乳房。
ゴロリ、と横にされて、腰に長い脚が乗っかってくる。
脚の間に入る脹脛の体毛が少し擽ったい。

下側の脚に脚の甲を引っ掛けて閉じられると、全身で抱き締められていた。

「苦しいよぉ」
首の下と胸下に巻き付く腕を抱くと、また、ゆるゆると腰を動かす。

「えっあ、待って」

見上げた額にキスをしたシャンクスのブルー・グレイはしっかりと覚醒していて、見つめる視線には明らかな欲望。

「もう少し、だ、」

変わらず、腟内をガリガリと刷り上げるカリ高のソレ。
首下の腕をギュッと掴むと、大きな手に指を絡め取られる。

「ん、クッ」

耳元を掠める僅かな吐息は生暖かく湿っていて、強く握られた手を口元に当てる。

「っぁ」

突如、摘まれた乳首の刺激に目を見開く。

「やっアッ、んんっんぁぁあぁ」
「んんっうっ!」

ビクビクと脈打つ体を抱き締められ、幾度か訪れるエクスタシーで詰まる息を吐き出せた頃には、シャンクスの吐精も終えていて、ぼんやりとシーツのシワを眺めていた。

「って、時間っ!」
「うおっ、あ、こら!急に動くなって」
慌てているシャンクスを余所目に起き上がると、ぬろり、と体内から出ていく感覚に、あう、とへたり込む。
「出勤か?」
よ、と腹筋の力だけで起き上がったシャンクスは、休みじゃねぇのか?とサイドボードの携帯を手に取り、ほら、と送ったシフト表を見せてくる。

今日の日付に公休日の印があるのを確認し、ポフ、と布団に倒れ込んだ。

「焦ったよー」
「休みの日くらい、アラーム切っちまえよ」
「んー、たまに急に休みが出て『やっぱり出勤して』とか『ボランティアの補助入って』とかあるから、起きとかないと」
「勤勉なこった」

お陰ですっかり早起きに慣れてきた、とシャンクスはんんっー、と伸びをした。
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