第5章 水を得た魚
夏油「夏梨、もう離れても大丈夫だよ」
「?!ご、ご、ごごごめんなしゃい!」
家入「ウケる」
夏油「あ、硝子にメイクしてもらったのかい?とても良く似合ってるよ」
「/////」
五条「よく気づくな、そのままでも良かったろ」
家入「はぁ...タイプの違うクズが2匹。」
―夢主side―
その後げーむせんたー?に行ったり、お昼にはんばーがー?を食べたりとってもとっても楽しかったです
―呪術高専―
夏油「今日は疲れただろうから早めに休むんだよ?部屋は硝子の隣だ」
家入「その前にに夜蛾センの所だっけ?」
五条「ま、これからよろしく」
―夜蛾先生から色々説明を受けた。
分からないこともあったけれど、要約すると
私は明日から3人と一緒に呪術高専の1年生として生活すること。
呪術師になること。
寮に住まわしてくれること。
お母さん...非術師を殺してしまったことは不問となったが本当は処刑対象だということ。
3人と呪いについて学びつつ、今の小学生レベルの知識をどうにかするために、特別に授業をしてくださること。
って感じだ。
―自室
夜蛾先生と話したあと、硝子に部屋まで案内してもらった。
扉を開けてびっくり、白と水色ベースでシンプルに可愛い部屋が用意されていた。
家入「おー、やるじゃんアイツら。」
「こ、これ使っていいの?」
家入「当たり前じゃん、ちゃんとベットで寝ろよ?その前に、風呂行くぞ」
「お、お風呂?!入っていいの??」
家入「ははっ、女子は毎日入るもんだよ、一応自室に風呂とトイレはついてるけど、大浴場で2人で入ろ」
「大浴場!!初めて!」
家入「んじゃ行こー」
――
「ふぅ...気持ちよかったぁ!!」
家入「ちゃんと髪の毛乾かして寝なよ、あと化粧水も塗るんだよ」
「うん!今日は本当にありがとう硝子!おやすみ」
おやすみを行って各々の部屋に入る。
ふぅ...楽しかった...な
でも、良いのかな...私、こんなに幸せで良いのかな...
扉の前にズルズルと座り込む。頭の中から声がする。
母を殺してなにをのうのうと生きているのか、親不孝者、人殺し、母の声が聞こえる。私を憎む母の声
母は嫌いだ、でも嫌いだけれど、私の世界だった。外の世界を見てわかった。海底じゃない海ではなかった。あそこは狭い狭い水槽だった