第9章 12人の兄弟〜理不尽に晒されたクラスメイトたち
私は志望校に合格したら華の女子高生になるんだと意気込んでいた。
普段はメガネをかけていたけれどたまにはコンタクトにしようかな?とか思ったりしてね。
そして志望校に合格してウキウキで初日は登校した。
しかし、数日が経っても友達はできなかった。私に勇気がないだけかもしれない。クラスメイトの女子たちはあっという間に仲間内ができてしまい、私の入る隙はなかったのだ。
だから体育の授業でグループ行動や2人1組になってくださいと言われても私だけつも余物。
仕方なく先生と組んだこともあったくらいだ。
それから私への嫌がらせが続いた。こうも嫌がらせが続くと不登校にもなりたくなるが、両親に迷惑をかけたくないと必死に学校に登校している。
「千穂のやつまだシブトイよね!!!あんなに嫌がらせされてんのに学校に来てやがんのー!」
橋本咲凛が机の上にドカッと足を乗せて笑いながら言う。
「マジで最悪なんですけどー?私の名前、千穂と同じ漢字とこありえないっつーの!」
新村千里が咲凛の横でぼやく。
「今日もあれやっちゃう?」
飛高真彩が2人にそう聞くと嬉しそうな笑顔を見せた。そして先から立ち上がって私の方にやって来た。
「ねぇ、千穂ちゃぁん!!!!ちょっと放課後、顔を貸してくれないかな?」
「でも放課後は部活の創作部に出なきゃ行けないから」
「だから何?大事なクラスメイトのお願いも聞けないわけ?部活と私らどっちが大事なわけ?」
千里が私の前髪を掴んで言った。
この学校に入学してからコンタクトも試してみたけれど次第に億劫になり、またメガネの生活に戻ってしまった。