第2章 〜夕闇の彼方より〜
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綾瀬side-
ふふ、まさかこんなに上手くいくなんて考えてもみなかった!
あいつのカバンにこっそり未購入のCDを入れたのは私、ふふ!
でももう潮時かな〜!明日には先生に万引きのことチクってやるの!!!
ふふふ!楽しみー!
と思いながら街を歩く。するとなんだか街の様子が変だ。
CDショップの前を通り過ぎようとした時中から片目を前髪で隠した定員が出てきて私を指さしながら叫ぶ。
一目連「オイ!お前!万引きしているだろう!!」
綾瀬「は?店に入ってないのにどうやってとるのよ!言いがかりやめてよね!」
一目連「じゃぁこれはなんだ?」
カバンを奪われ逆さまに振られる。
バサバサー!
とカバンの中から大量のCDが落ちてくる。
嘘...。なんで?
怖くなって走って逃げる、すると、今度は八百屋の前を通り過ぎた時にまた叫ばれる。
輪入道「おい!この万引き犯め!盗った野菜を返せ!」
綾瀬「もうなんなのよ!」
その次の花屋でも。
骨女「ちょいとあんた!盗んだ物を返すんだよ!」
こんなのおかしい!おかしいおかしい!私は何も盗ってないのに!どうなってるの???
その次の店でもその次の店も、前を通っただけで万引きだと待ち中の人全員から指を刺される。
走って走って逃げて逃げて、するといきなり何も無い空間に移動した。
するとさっきの定員たちだけが闇の中私を囲むようにたっている。
輪入道「どうだ?濡れ衣を着せられる気持ちは」
骨女「少しはまりちゃんに詫びる気になったかい?」
綾瀬「なんなのよあんた達!清水の仲間???そんなの騙される方が悪いのよ!私は悪くないわっ!」
一目連「だってさ、お嬢」
スっと着物をきた少女が現れる。
清水「え、夏梨さん...?あんたもなのね!みんなして私をはめやがって!」
夏梨「闇に惑いし哀れな影よ、」
清水「とりあえずここから出しなさいよ!」
夏梨「人を傷つけ貶めて」
影からどんどん人が出てきて私を押し潰す勢いで押し寄せてくる。
夏梨「罪に溺れし業の魂」
綾瀬「く、苦しいっ...!助けっ」
夏梨「いっぺん...死んでみる?」
-シャラン-
綾瀬「イヤア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!」