• テキストサイズ

*名探偵コナン*短編集*

第1章 *File.1*諸伏 景光*


「…ヒロくん」
「だから、受け止めて欲しい」

逢えなかった時間の想いも全て。
キミだけが出来ること、だから。

「私のことを知れば知るほど、幻滅するかもしれないよ?」
「それはお互い様。でも、それ以上にオレは凄く楽しみにしてる」
「…何を?」
「これから、雪乃と過ごせるたくさんの時間を。ありのままの色んなキミの姿を、表情を、感情を見て、傍で触れられることを」
「……バカ」

狭いバスタブの中で雪乃が振り返るなり、ぎゅっとオレを抱き締めた。

「好きだよ、雪乃」
「私、ヒロくんが大好き」

ふわりと互いに微笑んだ後、唇を重ねる。

そうして、オレと雪乃の、長い夜の帳が今下りた。


/ 86ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp