第1章 そんなのなしだよ?✴︎威土冬也
〜冬也〜
明結『んー、まぁ、色々とね〜。あっ!でも、浮気とかじゃないから気にしたら負けって事で!』
冬「うん、でもその色々が気になるんだけど……」
明結『ふふん。じゃ、またね〜』
冬「え、ちょ、」
明結は僕の腕の間からすり抜けスキップしながら消えていく
…………明結が教えてくれないなら誠也から聞こう。
僕の気に入らない事なら誠也を殺っ……
冗談だよ。多分だけどね?
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誠「は?」
冬「だから、最近ずっと明結と一緒に帰ってるでしょ?なんで?」
誠「あー、あれは…」
明結『ストーーーップ‼︎‼︎』
もう少しで聞けたのに、明結が止めにきたせいできけなかった。
というか、その手はなに?
なんで僕の明結の手が僕じゃなくて誠也の口に触れてるの?
…………ムカつく。
明結『何言おうとしちゃってんの?』(ボソッ
誠「あー、ごめんごめん。」(ボソッ
丸聞こえだよ。2人とも………
明結『はぁー、全くあんたを頼ってよかったのかどうか不安になってきた』(ボソッ
誠「っなぁ‼︎‼︎」
明結『うるさい!』
冬「ねぇ、明結、今日は一緒に帰ろう?」
2人して喧嘩してるのを見るのが嫌になって違う話をふる。
明結『んーー、いや、今日も、無理、かな?』
冬「……なんで?」
誠「俺と帰んだよ」
冬「……へぇー。そっか。じゃあ、明結ばいばい」
さて、どーやって誠也をしばこうか?
この後から家に帰るまではその事で頭がいっぱいだった。