第4章 優しい交わり

勇気を振り絞って言ったのに、
何だその言い方は！

と、言い返したくなったが、
いきなり陰部に陰茎を充てがわれ
替わりに甘い喘ぎ声が漏れた。


「……その代わり、お前の中で
気持ち良くさせてもらう。いいな？」


耳元でそう囁かれ、身体が小さく跳ねる。


この低くて優しい声は卑怯だ……



「……はい。」

そう答えたと同時に、
ゆっくりミケのものが自分の中に入ってくる。


中は十分過ぎる程濡れていることもあり
ミケのものをすんなりと受け入れた。


「ふあぁっ……！」

声を出さないように歯を食いしばるが
甘い吐息が漏れる。


「何でいまさら声を出すのを
我慢する必要があるんだ？
さっきまで相当良さそうに
啼いてたじゃないか。」

ミケはそう言って
奥深くまで陰茎を差し込んだ。