第51章 欲求 ✴︎
「イカせて欲しいなら…
ジョディに話した悩みとやらを教えろ。」
『!!い、いや…それは…』
「言わないならこのままだ。」
このままって……!
こんな…挿れたまま動かない状態なんて…
完全に生殺しだよ…!!
『言えな、い…ですよ…』
「いいのか?イケなくて辛いだろう。」
『っ…ひど、い…です…』
悲しくないけどもどかしい気持ちが強過ぎて
私の目から涙が溢れ出た。
『ふっ…ぅ……ぁ、かいさ…辛い、よ…』
「ちゃんと話せば何度でもイカせてやる。
…俺に隠し事はするな、美緒。」
頬に流れた涙をペロッと舐め取られ
私はギュッと目を瞑りながら口を開いた。
『この前…1ヶ月間してなかった時のこと、を…
相談しました…』
「何を相談したんだ?」
ここまで言えばもう絶対分かってるはずなのに!!
どうしてこの人はこんなに意地悪なの…?
『だ、から…その…1ヶ月もしてなかったから…
赤井さんとえっちしたく、て…
どうしたら…してくれるのかなって…』
もうやだ…恥ずかしくて死にそう…
両手で顔を隠しながら伝えたけど
私の手は赤井さんの手によってベットのシーツに押さえ付けられた。
『やっ…!顔見ないで下さ…』
「そんなに俺とするのが好きか?」
『っ、好き、です…赤井さんが好きだから……っ、あッ!』
私の言葉を聞いた赤井さんは律動を再開し
奥の方を突いて刺激し始めた。
『だめ、ぇ…!奥は…っ…きゃ、あっ…!』
「っ、そんな可愛い悩みを聞かされて
正気でいられるはずがないだろう…!」
『そんな…ッ、あ…もうイッちゃ……あぁあっ!!』
パンパン、と何度も強く打ち付けられて
呆気なく私は達してしまった…
『はぁ…っ…は、ぁ…』
肩を上下に揺らして荒い息を吐きながら
赤井さんと視線を合わせると
まだ全然足りない…物足りないと思ってるのが読み取れた。