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《赤井夢》Happiness{R18}

第42章 時間 ✴︎




横浜の夜景を堪能しエレベーターを降りた私達は
コインパーキングに停めていた車に戻り
東京に向かって出発した。



先ほどまでエレベーターの中で
昴さんとずっとキスをしていたから
私の心臓はまだドキドキとうるさくて……


家に帰ったら抱くって言われたし
この鼓動は全く治まる気がしない。


運転してくれている昴さんをチラッと見ても
変装している顔だから何を考えているのかは読み取れず
私だけがドキドキしているんだと思うと少し悔しい…


そんな事を考えていると、車は赤信号で止まり
そのタイミングで運転席にいる彼は私の方へと視線を向けた。



「…一緒、だからな。」
『え…?』
「俺もお前と一緒で…ずっと胸が高鳴ってる。」
『っ、なんで私の考えてる事分かったんですか!?』
「全部顔に出てるからな…お前は分かりやすい。」


私の表情から勝手に読み取るのやめてくれないかな…

めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど。



結局何も言い返せないまま、
車のラジオを聴きながら外の景色を見ていると
私たちの住む米花町へと帰って来ていた。


工藤邸に到着し、車を降りた私達は
どちらからともなく手を繋いで玄関から家の中に入った。




そして玄関のドアを閉めるのと同時に
赤井さんは昴さんの変装を解き、
1週間ぶりに見る赤井さんに見惚れていると
私の体は玄関の扉に押し付けられて…


エレベーターでされたのと同じくらい熱いキスを浴びせられた。




『ん…っ…ぁ…赤井さん、待って…!』


赤井さんはキスをしながら私の服の袖から手を侵入させ
胸を力強く揉んでいた。



「悪いな美緒…もう1秒も我慢できない。」

『っ…せめて…シャワーだけでも…っ…』

「無理だ。」


一日出掛けていたわけだから体の汚れが気になって
シャワーを浴びたいと訴えても赤井さんは許してくれなかった。


『あ、かいさ……、んんっ!』



私の胸を揉む赤井さんの手に服の上から自分の手を添えて
彼の名前を呼ぶと、再びキスで口を塞がれた。


舌を激しく絡めていると
急に私の服が勢いよく上まで捲られ、下着が晒されていた。




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