第4章 眠れる森の美女…101年後♥️♥️
意味ありげに見てくる兄にハルカは無言だった。
「けど普通に触れるし。 あれ? これは何だ」
「アザ………てか、何かの模様か?」
上から脱がせているドレスを下腹の辺りで止め、二人は首をひねる。
姫の腹の上に赤く複雑に描かれた紋様があった。
「何か分かんないけど。 なあ、この子本当に処女かな? こんなに容易く剥かれちゃって。 確かめてみるか」
「おい、乱暴には」
「大丈……ツっ!!?」
バチッ!
彼の手が明るい閃光に弾かれた。
兄王子が差し込んだスカートの中からだった。
同時に、下腹の紋様がぼうっと薄く光り浮かび上がって、光は一瞬で消えた。
「………」
何事かといった顔で兄王子がハルカを見上げる。
「……光った…よな?」
ハルカも驚いて姫を見つめていた。
「穴確かめようとしただけなんだけど。 ふうん?」
「そういうことか。 これが呪いなのか?」
「らしいね。 こりゃ手出せないわけね」
兄弟はすうすう寝入る姫を前に、しばらく黙っていた。
しかしその後、抱き上げた彼女を棺の中に座らせた兄王子が、突然ズボンのベルトを外し始めるものだから、ハルカが慌てて彼を止めようとした。
「兄貴? また頭おかしくなったのか」
「いやー。 フツーに収まらないからさ、これ。 お姫様、お口まんこは処女じゃないよねえ?」
やおら勃ちかけた一物を取り出し、寝ている姫の口許にすり付ける、そんな兄王子を見てハルカは額を片手で抑えた。
モノをぐいと姫の唇の間に押し付け、彼が彼女の鼻をつまむ。
すると呼吸が苦しくなったのか姫が眉を寄せた。
さらに開かれた姫の口の中にズポッとそれを差し込んでいく。
「そうそう……上手上手」
ある程度まで収めた所で、兄王子が姫の頭を前後に動かし始めた。
「……っ……っ」
姫は苦しそうな表情で口内奉仕をしている。