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【R18短編集】場地圭介との性活【東リベ】

第4章 社会人場地さん×長編年上ヒロイン


「ン、いい感じ」
「どこが……」
「俺のってショーコ、だろ?」
「だからって、こんなにしなくてもいいでしょ?」
「やるなら徹底的にやっとかねェと。だからさァ──今日は寝れねーと思っとけ?」
「……ほどほどにしてね」


▽▲▽


「!」
「あ、優希」
「ごめんね、待たせて」
「そんなことないよ。優希に会えるの楽しみで早くついただけだから」
「あーもう! が男だったら絶対付き合ってた」
「あはは、何それ」

 同窓会が開かれるお店の近くで友だちの優希と待ち合わせをし、最近どう? と他愛のない話をしながら目的地までの道をゆっくり歩く。優希は結婚して子どももいるので、彼女から聞くのはもっぱら家族の話。聞いていると子育ては大変そうだなあ、と思う反面、羨ましい気持ちも涌き出てくる。私も子どもができたら……優希の家族みたいに仲睦まじく暮らしていけるのかな。
 物思いに耽り出した私を現実へと戻すように、優希から「は最近どうなの?」と声をかけられた。どうと言われると──。

「彼氏と別れた」
「えっ! 付き合ってけっこう長かったよね!?」
「うん、五年」
「……その人と結婚するのかと思ってた」
「私も思っていたんだけどねえ」
「それから恋はご無沙汰なの?」
「いや、それが──」
「! 檜山!」

 年下の恋人ができた。と報告しようとした私の声に重なって、自分と優希の名字が呼ばれて辺りを見回す。こちらが恥ずかしくなるくらい手をぶんぶん振っているのは幹事をしてくれた柳下──もとい私の元カレだ。相変わらずの陽キャっぷりに、変わらないなあと謎の感銘を受ける。

「柳下くん、久しぶりだね」
「久しぶり、檜山。も」
「うん」
「みんなもう中に入ってるぜ」
「え! ほんと? 行こ!」

 行こ、と言いながらもうすでに私のずいぶん先を歩いている優希に呆れながら私も歩みを進め──ようとしたが、後ろから名前を呼ばれたため振り返る。
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