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【R18短編集】場地圭介との性活【東リベ】

第3章 場地圭介(社会人)×千冬の親友ヒロイン(大学生)②


「あのときからね、ずっと考えちゃうの」
「何を?」
「場地くんにもっと触ってほしい、もっと気持ち良くしてほしい、場地くんとならもしかしたら最後まで、って」
「……」
「ねえ、どうしよう。場地くんのせいで私ずっとえっちことばかり考えちゃうの。場地く、んっ!」

 掴んでいた私の顎を無理矢理横に向かせた彼は、噛みつくように私の唇へとキスをした。それ以上喋るな、とでも言われているかのような息継ぎもままならない口づけに、私はすぐに息が切れて苦しくなってくる。そんな私を見た場地くんはうっすらと目を細め、どこか満足げな表情を浮かべながら艶やかな息を吐く。
 息を吐いただけで絵になる男がこの世にいるとは。神様は人の顔面を不平等に作りすぎだと思うわ、なんてこの世の不平等さを一人嘆いていると急に甘美な刺激が体を走って大きな嬌声が口から漏れ出る。それが誰のせいかなんて言うまでもないけれど。

「俺に触られたかったン?」
「あっ、待って」
「こうやって?」
「ん!」 

 少しずつ主張をし始めていた私の乳首を親指と人差し指で押し潰されるように刺激されただけで、喉を晒しながらただただ喘ぐ私は場地くんのいいオモチャだ。
 それにしてもいつの間に下着のホックを外したのだろう。手癖が悪いというか、慣れすぎではないだろうか。
 強すぎる愛撫に嫌だ嫌だと駄々をこねる子どものように首を横に振っても彼の手が止まる気配はなく、むしろ邪魔だと言わんばかりに服とブラジャーはたくしあげられ、たわわな胸がこぼれ落ちた。

「乳首しこられんの気持ちイイ?」
「んっ、気持ちい……」
「俺に触られンの好き?」
「あひ、あ、好きっ」
「あーマジ無理。加減できねーワ」

 この間の優しく私に寄り添ったような手つきとは違い、私を責め立てるように動く武骨な手に下腹部がきゅんと悲鳴をあげる。足に力が入らなくなってきた私をしっかりと支えながらも執拗に胸を弄んでいた彼は、名残惜しげに手を止め、まるで壊れものでも扱うかのように優しく私を抱き上げてベッドまで運んでくれた。
 それはまさに王子様のよう──に見えないのは何でだろう。赤ずきんとそれを狙う狼と言った比喩の方がぴったりな気がする。
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