(HQ|R18) セックストイを使わないと出られない部屋
第8章 バイブ
紐を解いて露わになった白い素肌に吸い込まれるように膨らみの突起を口に含む。舌で絡め取るように這わせると小さな口から甘い声が漏れる。
「…ぁ、………一静」
「そんな切なそうな顔されると俺まで切なくなるだろ?」
上擦った声で呼ばれるだけで堪らなかった。消えかけていた四年前の記憶が蘇る。本当は優しくしてあげたいのに、欲が加速して止まらない。下半身に滑り込ませた指は柔らく湿った部分に触れる。
「しっかり濡れてるけど、そんなに欲しかった?」
「お酒のせいかな」
「そんなの言い訳になる…?」
「…ならないよね」
「なぁ…、欲しいって素直に言って?」
露わになった胸の中心に顔を埋めて手が揉みしだき指は突起に触れた。熱が籠り始めたのを感じながらジュル…と唾液を絡ませて突起を喰み吸い上げる。
「ひゃぁ……っ」
不定期に突起をつねられてその度に体が仰反り、確実に感じ始めた躰に愛撫を続ける。
「…一静」
「どした…?」
「…もっ、欲しい」
懇願する表情に見つめられる下半身も熱が籠る。そのまま素肌に指を滑らせ俺たちの吐息以外聞こえない部屋には水音も合わさり卑猥に響いた。
「あ…っ、やぁ……、激しい、よ」
「でももっと弄って?って俺の指に絡みついてくるけど?」
しっとりと濡れていて俺に弄られるのを待っていたかのように容易に受け入れてくれるそこは波打つようにきゅっと締まって指を放さない。ピークが近くなってきたのか俺にしがみついてくる。この癖だって変わってないままだ。