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もう一度、を叶えるために。second

第10章 ルーツを探しに出かけましょ



「お前の恋愛事情はともかく。」

「…言い出しっぺは綱手様ですよね…?」

「そうだったか?まあそれはさておき、イタチとは近いうちに接触を図るのもいいかもしれないな。」

話を逸らした綱手に、カカシがしらっとした目を向けるも彼女はどこ吹く風だ。
彼は諦めてため息をつく。

「或いはエニシが橋渡しをしてくれるかもしれません。落ち着いたら連絡してみるのも手ですね。」

「そうだな。丁度、斬不斬とも縁があるしな。」

「では、俺はこの辺で。まだナルトやサスケの荷物もありますから。」

「そうか。」

「カカシさんありがとうございました。」

「どういたしまして。」

「あ、私もカカシ先生について行っていいですか?」

サクラのキラキラした目を見て、カカシは内心やれやれと肩を落とす。

ーサスケだよね、ハイハイ。

「それじゃ、失礼します。」

「失礼します。」

二人は火影の執務室を後にした。

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