第74章 ★ 開幕 ★ ロー視点 ★ ② ★
起きた時アヤがいなかった
なんで起こさなかったんだと思わず眉間に皺が寄るが
テーブルには置き手紙があった
〖 私ちゃんと起こしたからね。起きなかったのローだからね。貴方の大好きなアヤちゃんは準備して甲板にいると思いますよー 〗
ロー)「…」
自分で書いてて恥ずかしくないのか?
置き手紙を見て少し笑ってしまい
気付いたら眉間の皺が無くなってた
俺は準備して甲板と書いてあったから甲板に向かった
甲板のドアを開ければ
そこには昨日の猫と赤い服に身を包んだアヤがいた
そこで少しアヤと猫の3人で話していたらベポが来た
ベポの服に衝撃を受け俺は変な顔をしていたのだろう
アヤの頭が上に向いた気がして
「ふふっ」と小さな笑い声と頭に乗せてる手が
小刻みに震えている
「ご、ごめんって…笑う、つもりは…ふふっ」
ロー)「なら笑うな」
「いや、だって…ローが…」
ロー)「…」
「ごめんなさい。本当にごめんなさい」
そんな話をしていたらいつものメンバーが集まり
ベポを着替えさせ喧嘩祭りの会場に向かった