• テキストサイズ

✿忍のハート✿【ONE PIECE】✧

第73章 ☆ 開幕 ☆ 夢主視点 ☆ ① ☆







「んー。余興ってのは気になるけど…あのお姉さん絶対相手チームだよね?味方とか絶対嫌なんだけど」

ベポ)「女装してる男の人いないのかなー。オレ女の人達に囲まれるの慣れてないからちょっと怖いんだけど…」

「大丈夫!ベポ子ちゃんは私の横にいて。なんなら手でも繋ぐ?戦いが始まったら離すけど…ってかなんで亀なんて持ってるの?そんなもの何処で拾ってきたのー?」






ベポが不安そうにしていたので
ベポに目を向ければベポが亀を持ってた


本当にいつ拾ったんだよ





ベポ)「なんかここに案内されてからずっと着いてくるんだよー」

「そんなのペンギンママが許しませんよ。元いた所に戻して来なさい」

ベポ)「え?危ないよー。可哀想だよ」

「ベポ…可哀想だけど、どうするの?ずっと持って戦うつもり?そっちの方が危ないでしょー」

ベポ)「…で、でも…」

「はぁ…ならせめて端によろう。そこに置いといて、後で戻ってこよう?」






私がそう言えばベポは少し肩を落とした


ベポの手を引いて端に誘導すれば
ベポはパッ!と顔を上げて私に亀を差し出した


不思議に思っていれば
ベポは輝く笑顔で私を見てきた





ベポ)「あ、この亀も雲母達みたいにアヤの子に出来ないの?!」






突然のベポの言葉に一瞬、固まってしまった





「…ベポ。それをするにはその亀は若すぎるよ…」

ベポ)「え、若い?」

「まだ早いって事…とにかく出来ないんだよ」




まだ早い…
うん、その亀はまだ生きてる

そんなの、無理矢理…私の口寄せには出来ない




そう言って断ればベポはまた肩を落とした





ベポ)「…なら、やっぱり端に置いとく」

「うん。優勝したら戻ってこよう」



ベポに慰めるように肩に手を置いて歩き出したら




?)『それでは…喧嘩祭り…開幕です!』



放送で聞こえた開幕の合図







周りでは一斉に敵陣に向けて走っていく人達





「ベポ。始まったから亀を置いたら…え?」

ベポ)「アヤ?」





ベポに声をかけていれば




腕を引かれた












最後に見た顔は
青い髪の…泣きそうな女の子だった




そこで私の意識は闇に堕ちた









/ 1143ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp