第67章 ★ 初めまして〈Ⅱ〉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
雲母)“主様ー”
冥母)“様ー”
「ん?どうしたの?」
私の腕の中にいた2人は視線をロー達に向けた
そうだね…紹介しないと
「彼らはね…私の家族だよ…お前達みたいに大切な」
2人にそう言えばロー達は少し目を見開いて大人しくなって
雲母達は一瞬私に目を向け腕の中から飛び降り
ロー達の前に座った
雲母)“はじめまして…雲母です”
冥母)“…冥母”
私は雲母達の後ろに座り紹介した
雲母達の頭を撫でながら
「この子が雲母で、まぁよく喋る子だよ。んでこっちの子が冥母。この子は少し喋るのが苦手。でも目が凄く喋るから大体目を見とけば、今どう言う感情なのか分かる…ローみたい」
私が笑いながらそう紹介すればローに睨まれた
ついでに冥母にも
「ほら。一緒だ」
笑って言えば2人して目を逸らした
それがおかしくて笑っていたら皆も小さく笑った
「んじゃ私は少し明日の準備するから雲母達は彼らと遊んでな。なんなら今日は戻らずここにいていいよ?いつ帰るのかは任せる。大きくなりすぎないでね」
そう言って雲母達に彼らを任せて
私はジジィと話をしながら武器を巻物に入れる準備をした
雲母達を呼ぶのに本当は巻物使わなくて良かったんだけど
演出って大事だよね。ふふっ