第54章 ★ 顔 ★ 夢主視点 ★ ① ★
*♡*
そう言って笑えばローは片手をどかして首筋を撫でた
ピリッと痛みが走った
撫でた所はさっきローが噛んだ所
ローは少し顔を歪めてそこを見ていた
ロー)「…痛むか?」
私はなるべく優しい声を出した
「…ローに付けられた傷なら痛くないよ」
ローはゆっくり私と目を合わせた
「本当だよ。噛まれた時は怖かったし痛かったけど…今はローの顔が優しいから痛くない」
ロー)「…顔?」
「私ローの顔好きだよ。皆を見てる時の優しい顔とか、たまに見せる私だけが知ってる顔とか…他にも、んっ…」
こうなったらとことん褒めてやろうと思った
まだ好きな所を言おうとしたらローにキスされて口を塞がれた
すぐ離れたのにまたキスされて深いキスになった
それを目を閉じて受け入れていたらローが舌を入れてきて私の舌と絡められる
舌が入ってきて驚いて目を見開いたがローが目を瞑ってるのが見えて私も目を閉じた
私の好きなリップ音を出して…
ローが離れた時、息を整えながらゆっくり目を開ければ
ローが少し恥ずかしそうな顔してた
これは珍しい