第50章 ★ お願い〈Ⅱ〉 ★ 夢主視点★ ① ★
ロー)「なんで急に手裏剣なんだ?」
「本当は護身術を教えるつもりだったんだけど…前に私がやったクナイの修行覚えてる?あれ見て教えて欲しいって言われて…まぁ時間見て護身術も教えるつもり!」
ロー)「…そうか」
私はローの顔をじっと見つめていた
なんか、さっきまでとローが違うように見えた
いや、違わないんだけど…なんだろう。変な感じ
「…ロー大丈夫?」
ロー)「なにがだ?」
「なんかさっきと違う気が…」
私がそれだけ言うとローは私を抱き締めた
普段より力強くてローの顔を覗いた
「ロー?」
名を呼べばローは静かに私の後頭部を手を回して自分の体に押し付けた
鼻が痛かった
ローは私の頭に顔を寄せていた
そして静かに…
ロー)「大丈夫だ。お前がいれば」
私は一瞬目を見開いた
…なんで、そんな事…
私は少し力を入れてローの体を押して少し離れた
普段そんな事しないからローは驚いて目を見開いていた