第33章 ☆ 出発 * ロー視点 ☆ ① ☆
俺達は部屋を出て甲板に向かった
甲板ではほとんどのクルーがいた
「あれ?1人増えてる?」
1人増えたクルーに首を傾げたアヤ
そういえばアヤに紹介してなかった事を思い出した
ロー)「仲間になったジャンバールだ」
ジャンバール)「お前の事は聞いてる。よろしく」
ジャンバールはそう言ってアヤに手を差し出した
アヤは驚きながらも手を握り返していた
「おぉ!こちらこそよろしくです。帰ってきたらお話しましょね!」
笑いながらジャンバールと話していたアヤの後ろからシャチ達が声をかけた
シャチ)「おい!本当に大丈夫なんだな?!」
ベポ)「アヤ、捕まらないでね!」
ペンギン)「怪我するなよ!キャプテンが怖いぞ!」
「確かに」
ロー)「なんか言ったか?」
イッカク)「…本当に何であんたは…」
ペンギン)「あ、イッカクもだった」
「大丈夫だってば!私の帰る所はここなんでしょ?ならちゃんと帰ってくるから!」
アヤは笑っていた
こいつ…皆がどれだけ心配してるか分かってるのか?
イッカク)「それとアヤ…服はちゃんと直しな?そんなに見せつけなくても…」
「え?」
はだけた服に今気づいたのか直し出したアヤ
「あらま」
「「「「「…」」」」」
ロー)「…」
全員がこっちを見ていたが俺は無視した
そんな俺達を放置してアヤは軽く準備運動をしていた
「映像には映りたくないけど多分映るよね。あのカタツムリの場所分からないだろうし…忍術見たいなら見ててよ。楽しませてあげるし忍の戦い方を見せてあげるよ♡」