第29章 ☆ 告白 ＊ ロー視点 ☆ ① ☆

＊♡＊





ロー）「俺は脱がしたいんだ」





そう答えればアヤは一瞬目を丸くした後
ニヤリと笑った





「…抵抗しようか？」




アヤの体はまだ少し震えているのに
そんな事を言うアヤに今度は俺がニヤリと笑った





ロー）「その方がもえるな」

「…変態だ」

ロー）「そんなにいじめて欲しいのか？」

「…あー。それはまた今度でいい」




アヤは俺に向けてた視線を逸らした



俺は体を倒してアヤの耳元に小さくキスを落とした


わざとリップ音を立てて
「んっ」とアヤの口から甘い声が漏れる




ロー）「そのまま楽にしてろ」

「…耳元、で、っ、しゃべら、ないで…」




さっきとは違う意味で体を震わし出したアヤ





俺は少し体を起こして
両手で俺の体を押すアヤの手を捕まえて
頭の上で抑えればアヤが少し睨んできた





ロー）「もう抵抗しないのか？」

「大人しくしてるだけの女と思うなよ」

ロー）「なら抵抗してみろよ」





笑みを深めて空いてる片手で
アヤの頬を撫で顎を上を向かせ
キスをすればアヤが赤い顔をしてむくれ出した





ロー）「…なんだ？その顔は…どうした？」

「…が」





アヤは小さく答えたが小さすぎて聞こえない





ロー）「なんだ？言いたい事があるならはっきり言え」




アヤは俺から視線を逸らして答えた





「…ローの…」

ロー）「俺の？」

「ローのその顔が…」

ロー）「顔？」





アヤは逸らした視線をゆっくり戻して俺を見上げた


目にはまた薄く涙を浮かべていた





「…いや、顔だけじゃないんだけど、その…」

ロー）「なんだ？はっきり喋れ」

「…色気が凄い」





アヤの答えに俺は眉を寄せた




色気？

今こいつ色気って言ったか？