第24章 ★ 初上陸 * 夢主視点 ★ ① ★
目的地に着いてから私達は目の前の事に放心状態である
ローとイッカクがカゴいっぱいに色んな物を入れていく
…これが皆でする買い物か…
…そんなにどうするの?
私は近寄り声をかけた
「…ね、ねぇ。いっぱい入れてるけど…こんなにどうするの?」
ロー)「何言ってんだ。全部お前のだぞ」
「は?!え、待って!こんなに?!全部?!嘘でしょ?!いらないよ!」
イッカク)「何言ってるの!あんた女の子でしょ!これでもまだ足りないよ!」
「いやいやいや!もう充分でしょ!何買ったか知らないけど!私には充分すぎるよ!」
ロー)「黙ってろ」
「えー。まじで?これ、えー」
2人を止めてもらおうと思って
荷物持ちしてる3人に顔を向けたけど静かに首を振られた
えー
まじで
嘘でしょ?
これ全部…私の?
私は足元のカゴの前に腰を落として1つを手に取ってみた
どんな物を買ってるんだ?
適当に服を1枚取って広げてみた
赤いのが見えたからそれを広げてみた
…ちょっと可愛い
悔しいが好きかもしれない
こうゆう…服
そんな事を考えていたら頭の上から声がかけられた
ロー)「なんだ?それがいいのか?」
「え?!」
イッカク)「試着しておいでよ!」
「し、しちゃく?」
ロー)「イッカク連れて行け」
イッカク)「アイアイ。アヤこっちおいでー」
「ちょ、ちょっと待って…」
私はイッカクに腕を引かれ後を着いて行った
いや、連れて行かれたの方が正しいな
ベポ達に目を向ければ手を振っていた
いや、止めて
ローから受け取った荷物を持って
試着室ではイッカクの説明を聞きながら服を着た
イッカクに下着を貰ったお礼を言ったら
「いいもの見せてもらったから気にしないで♡」って言われた
気にするわ