第95章 ★ 出発・再会 ★ 夢主視点 ★ ① ★
気持ち悪いチャクラの所に…
「あ、カカシだ…戻ってきてたんだ」
そこにはカカシは居たけど…オビトはいない
ってか、あの白い人からオビトのチャクラの様な物も感じる
ってか色々混ざってて気持ち悪い
ってか…
この崖の上から見ててもてっぺんまで遠い変な気配の木
私がいた頃はこんな大きな木なかったのに
「ねぇ嚇母。あのでっかい木を斬ろうとしたら斬れると思う?」
でっかい木を指さしながら嚇母に聞けば
嚇母は一瞬だけ私を見てすぐに視線を木に向け
上から下まで眺めてため息をついた
嚇母)“…まず無理だね。その薙刀じゃなく冥母を使ったとしても無理。単純にチャクラ不足だし、何よりアヤの体力も何もかも足りてない”
「まぁ、そうよねー」
嚇母)“長のチャクラを使っても微妙だね”
「…微妙かー」
分かっていたけど
そんな事を考えながら
カカシ達に視線を向けた時
目を見開いてしまった
《夜ガイ》
あの技はヤバい
ガイの技に言葉を失った
「…ぁ"っ…あの技…初めて、見た…」
嚇母)“あれ…ガイ…ヤバくないか?命の灯火が…って、アヤ!”
私は嚇母の言葉を最後まで聞かずに飛び出した
白い人がガイにトドメを刺そうとしたから
持っていた薙刀で弾いた
いきなり出て来た私に…皆驚いていた
そんな中…私の耳に届いた
私を呼ぶ…懐かしい声
その声の方に目を向けると
これでもかってぐらい目を見開いてる
カカシがいた
少し泣きそうになったけど
驚いている顔が面白くて
小さく笑って視線を白い人に戻した
嚇母)“ばか!いきなり飛び出す奴があるか!”
「…あーはいはい。ごめんて」
嚇母)“全然悪いと思ってない!”
「耳元で叫ばないでよ…頭痛い」
嚇母)“本当に君って子は!”
「嚇母…帽子。汚れないように持ってて」
嚇母)“もぅ!”
耳元では嚇母が怒鳴り散らしてるし
後ろでは…私の事を知らない人達が騒いでいた