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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第27章 江戸川コナン





いつもの警察学校組五人と風見さんと話し合う会議室、そこへ風見さんと景光くんに通されて密会が始まった。まずは博士から貰った新一の血(試験管入り)と、父さんや私から採った血を公安に渡して別室でDNA検査を行なってもらう。更に警察病院からも検査が出来る人を呼び、健康状態の確認などもお願いしておいた。一応、幼くなった新一の写真も撮って持ち寄り、顔写真の照合や父さんからの確認なんかも行った


そして結果は勿論「工藤新一で間違いなし」、「健康状態も問題無い」と告げられたので父さんも決定的な事実に頭を抱える。そりゃあ話に聞いて信じてはくれても、いざその証拠が出されてハッキリしたら混乱しちゃうよね……




優作「椎奈を疑っていたわけじゃないが、本当に幼児化してしまっていたとはな……。幸い新一の体に他の異常が無く、こうなる可能性を奴らが把握していなそうで助かったが……」


椎奈「うん、だからもしもバレたら絶対新一は殺される。出来れば警察に保護されてほしいけど、父さんも言ってたようにあの子自身が誰かに任せっぱなしを許せない……。無謀だと分かっていてもね……」


優作「そうだね。新一は賢いが若さ故にか無鉄砲な性格だ、無意識ながらも自信家だったし目立ちやすい……。それで毛利くん家に潜伏するため居候しても、目立たず自分の影を埋もれさせふなど出来るのか……」


椎奈「多分無理よ。あの子はホームズ関連以外じゃ元々子供っぽくないし、四六時中無知な子供のフリなんて自分を自己否定するのも同義だわ……。そして毎日命を狙って来るかも分からぬ相手を警戒し、誰にも身バレが許されず。絶対巻き添えを生まない為に守り抜く。あの子自身の精神的な負担も大きいわ。幼い頃を知ってる彼らじゃ何気ない仕草も新一に見えるし、怪しまれないわけがない……。無事に蘭ちゃん達を護れて、自分も失敗や無事でいられる保証もない……」




しかもあの子の居候目的において、潜伏や安全よりも黒尽くめの男達の追跡の方がメインなのだ。あの子は毛利さん一家が自分の正体に気づかず、奴らに直接関わっていたり危害が無ければ『巻き込む』範疇じゃないと思っていた。私の指摘に戸惑っていたのがその証拠、有名になる事についてもプラス要素しか見えていないし、マイナス要素や凡ゆる認識も考えきれていない
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