第8章 指名
しかしその後は、呪詛師御用達の闇サイトで理子ちゃんが3000万の懸賞金がかけられている事を知り学校から抜け出すも黒井さんが誘拐され………
「「「めんそーれ!!」」」
そして今……私達は沖縄にいる。
何故かというと、黒井さん拉致班は何故か沖縄を指定し。そして到着2時間後には悟と傑の手により黒井さんは無事保護された。
そして今からは、せっかく来たのだから沖縄を満喫しちゃおう!という事になったわけだ。
任務中とはいえ、沖縄にテンションが上がらない訳がない。それに…理子ちゃんに観光をさせてあげようと悟が考えてくれたのだ。
本当に悟って、実は優しいんだから。
「プハハハハ!ナマコ!ナマコ!」
「キモ!キモなのじゃー!!」
「きゃー!理子ちゃん!こっちに投げないでー!」
白いフリルの水着を着用し、パーカーを羽織った私は理子ちゃんと悟と浅瀬でぱちゃぱちゃと水をかけ合う。
「やっぱ沖縄って水綺麗だねー!」
「透け透けじゃ!手掴みで魚も掴めそうじゃ!」
「手掴みって、どっかの部族かよ」
傑と黒井さんははしゃぐ私達を浜辺でニコニコと見つめている。
「あー何か喉乾いちゃった。私飲み物買ってくるね。ついでに何か食べ物も買ってくるよ」
「じゃあ俺いちごオレ」
「妾はりんごジュースを頼む!」
「おっけー!」
海から上がると、そんな私に気が付いた傑が声をかけてくる。